京都・文化財特別公開

京都・文化財特別公開

2015年07月09日(木)10:54 AM

*京都の文化財7施設が7月11日から9月30日まで、特別公開されます*

 

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上賀茂神社 本殿・権殿(ほんでん・ごんでん)

上賀茂神社(賀茂別雷神社)は、飛鳥時代に社殿が造営されたと伝わる京都最古の神社の一つです。祭神・賀茂別雷大神を祀る本殿と、西隣にある権殿は国宝で、重要文化財の建物が41棟あります。祭神を権殿から本殿へ移す正遷宮が10月15日に控えています。1863年に建築された本殿と権殿は正面を4本の柱で構成された「三間社流造」です。式年遷宮で檜皮の屋根が40年ぶりに葺き替えられましたし、権殿の御扉前に置かれた獅子狛犬も、金銀の漆が塗装し直されました。10月の正遷宮にちなんだ御神宝も展示されます。 *料金600円

下鴨神社 本殿・大炊殿・神服殿(ほんでん・おおいどの・しんぷくでん)

国宝の本殿は、東西二つの社で構成されており、屋根は庇状に正面へせり出す神社建築「流造」の代表的建築です。1863年に造営され、今年の式年遷宮で檜皮葺きの屋根、高欄の朱塗りなどが修繕されました。神服殿は1629年に再建され、祭神の服を作る御殿だったのですが、その後、歴代の天皇が訪問の際に休む御座所となりました。神服殿と同時期に建てられた大炊殿は供物を調理する場所で、土間にはかまどが2口あり、隣接の「葵の庭」にはフタバアオイやカリンなどが栽培されています。  *料金600円

南禅寺 大寧軒(だいねいけん)

南禅寺の境内にある大寧軒は、元々は南禅寺塔頭の「大寧院」。明治の廃仏稀釈で廃寺になった後、茶道・薮内家の所有になり、家元・薮内紹智の時に作られた池泉回遊式庭園です。現在は南禅寺所有。庭は琵琶湖疏水を取り入れ、取水口の清流には、石造りの鳥居を3基組み合わせた「三柱鳥居」が立ち、この三柱鳥居は太秦「蚕の社」の鳥居を模したとされています。東山三十六峰の一つ、大日山を借景とし、庭園内の柱状列石は兵庫県豊岡市の天然記念物・玄武洞から運んだ玄武岩です。 *料金600円

夕鄰館(ゆうりんかん) 日本館

滋賀県出身の実業家・藤井善助の私設美術館で、1926年建設の本館は、中国の古材を使った八角堂を屋上に設置しています。日本館は1928年横山男爵邸の一部を移築した洋館で、フランス人によって設計され、建具などは直線と曲線を組み合わせた、アール・ヌーボー調で国の登録有形文化財に指定されています。平安時代の木彫仏や西郷隆盛・伊藤博文の書なども展示されています。 *7月11日~24日 料金600円

宝厳院 書院・本堂

臨済宗天龍寺の塔頭。書院は北山杉を使った数奇屋造り。京の名庭園を紹介する江戸期の書物「都林泉名勝図会」に載った「獅子吼の庭」は有名です。本堂に納められた障壁画「風河燦燦三三自在」もご覧になれます。 *7月27日は拝観休止、7月19日・8月6日・9月20日・26日は正午から公開、8月5日は午前中のみ 料金800円

大覚寺 秩父宮御殿

真言宗大覚寺派大本山。平安時代初期に建立された嵯峨天皇の離宮を寺に改め、代々皇族が住職を務めた門跡寺院です。秩父宮御殿は、1923年に霞ヶ関離宮(現在の国会議事堂の前庭)に建てられ、1971年に大覚寺の貴賓館として移築されました。後水尾天皇から下賜された宸殿や、正寝殿は重要文化財。それぞれを回廊で結んだ寝殿造りとなっています。 
*料金400円、別途通常拝観料500円が必要です

生谷家住宅(いくたにけじゅうたく)

明治時代半ばまで「万や」の屋号で青物問屋を営んでいた旧家です。個人の所有で、幕末に建てられた主屋は登録有形文化財になっています。1階部分には駒寄に出格子、2階には虫籠窓のある典型的な京町屋です。江戸時代の画家・尾形光琳の屋敷にあったという石を据えた枯山水の庭「光臨の庭」・幕末に新撰組が発注した刀剣・兜、勝海舟や山岡鉄舟の書・軸など貴重な品が展示されています。 *料金600円

 

 

 

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